干し貝柱の戻し方は「水に浸して1晩~1日置くだけ」と簡単なのですが、押さえておきたいコツは有ります。
1)戻した後の体積は約2~3倍に膨れますので、それを想定した余裕のある容器を使用してください。
2)戻す水の量が少ないと、途中で干し貝柱の頭が水面に出てしまい、その部分は固いままになってしまいます。
3)干し貝柱も海産物ですので、夏場などは特にそうですが、冷蔵庫内で戻せば劣化も抑えられ生臭くなりません。
4)戻す工程でもそれなりに干し貝柱の香りが出ますので、容器にふたをした方が冷蔵庫内に香りが出ません。
Mサイズの干し貝柱を4つ容器に入れます。水の量は干し貝柱の高さの約2倍弱です。
少し長くなってしまい、冷蔵庫内で2日経った状態です。
しっかり大きく戻っており、さすが高級品Mサイズ、濃厚なだしがしっかり出て、戻し汁が黄金色になっています。
この戻し汁にこそ干し貝柱の旨味が染み出ていますので、料理の際は必ずこの戻し汁も一緒に入れてください。
今回使用した容器は無印良品の「バルブ付き密閉ホーロー保存容器 深型・小」です。
深い容器を使えば、比較的水が少なめでも戻している途中に干し貝柱が水面より上にくる事はなく全体にうまく戻り、
また凝縮されただしが取れます。においも一切漏れないこの容器は干し貝柱を戻すのにお勧めです。