干し貝柱コラム

『筋トレにプロテイン（タンパク質）』はもはや常識ですが、なぜ体づくりにタンパク質が欠かせないのかご存知ですか？

人間の体を構成する成分のうち、60%以上は水分ですが、残りをタンパク質（16％）と脂肪（15％）が占めています。

タンパク質は、筋肉だけでなく、皮膚、骨、髪、内臓などのいろいろな組織をつくり、ホルモンや血液、酵素の材料になり、さらにはエネルギーとしても利用される、人体に必要不可欠な栄養素です。

体は毎日新陳代謝が繰り返されるため、質の良いタンパク質を日々補う必要があります。

そのタンパク質は、実は20種類のアミノ酸の組み合わせでできています。
20種のうち11種類のアミノ酸は体内で作ることができますが、残り9種は体内では作ることができないため、食品から摂る必要があります。

イソロイシン、ロイシン、リシン、含硫アミノ酸、芳香族アミノ酸、トレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン
この9種類を必須アミノ酸といいます。

必須アミノ酸はどれもバランス良く摂ることが大事ですが、食品のアミノ酸含有量は「アミノ酸スコア」というもので知ることができます。

アミノ酸スコアは100に近いほど理想的です

実は、生のホタテ貝は『アミノ酸スコア100』の良質なタンパク質食品なのですが、それを濃縮した干し貝柱もアミノ酸は大変豊富です！

18歳以上の必須アミノ酸の1日あたりの必要量も記載しておきます。
体重によって必要量が違いますので、ご自分の体重で計算してみて下さい。

例えば、筋肉に関わりの深いバリンという必須アミノ酸は、体重60kgの人なら1日に1560mg必要になります。
例：26mg × 60 = 1560

干し貝柱100gに含まれるバリンの推定値は、なんと2300mg！
1日の食事で干し貝柱を100g摂ることはできませんが、どうぞ日々の食事に取り入れてアミノ酸を補給して下さいね。